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日本を降りる若者たちを読んだ。

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で下川さんの日本を降りる若者たちを一気に読みきってしまった。
何のご縁か今もあるのかわからんがかつてえんぞうもGダイアリーに関わったことがあったので何だかちょっとだけ帰ってきた感じ。
いや、タイトルは前々から気にはしていた。
きっかけは成田のTSUTAYAで行きに見かけた格安エアラインで世界一周だった。
行きに買ってこうかと思ったのだけど逡巡して結局帰りに買ってきた。

下川さんすげーストイックだなーと思うのが淡々と事実を連ねて行く文体。あんまり感傷に浸らせない乾燥した感じ。ジャーナリストっぽい。で、やっぱり日本を降りる若者たちを読まなきゃならんな、と思って。

会社帰りに買って読み出して寝床で読み終えた。
読みながらどんどん憂鬱になっていくのが分かる。
書評は下記を参考にされたし。

NBO新書レビュー

business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071205/142446/?P=2

叡智の禁書図書館<情報と書評>

library666.seesaa.net/article/99381985.html

esu-kei_text

d.hatena.ne.jp/esu-kei/20080123/p1

自分に間違いなく外こもりの素質があるからの抑鬱。
ここに出てくる連中はもう一人の自分だったとしても何ら違和感がない。

自分は大学を卒業して紆余曲折はあったもののこと働くということに関して今後不自由するかもしれんが、という不安と格闘しつつも、今まで不自由したことがない。でもそれは今までの話であって先のことなんか分かりゃしない。
努力はしてきたつもりだし今だって待っていれば仕事が向こうからやってきて自分を育ててくれて市場価値が上がるんだなんて微塵も思っちゃいない。
そういう事ではなくて、年々自分の無能さが明らかになる一方、金銭的な負担や社会的な責任と同様に不安も増大するって事が不安なんである。誰だってそうだろう。何故なら自分は天才でも成功者でも何でもないからだ。

フリーターや派遣社員や契約社員が正社員の身分を羨ましがる向きがあるのなら、敢えて言うけど雇われである以上、雇われ方の幸先を案じる立場であるのに変わりはない。詰まりは将来の不安であって誰しも抱く不安。
維持してきた生活水準を下げたく無いか下げようが無いのか何れにしても「今」以上に執着しがちなのはどういう被雇用形態であれ同じだ。
制度上諸々の便益を享受できる正規雇用との格差を否定はしないが、それ
は既に前提なのであってこれから加わるものじゃない。正規雇用者にとっては得るものではなく失うかもしれない物なんだ。

日本は新・衰退国だ。
経済的な指標を読みこなせる頭はないけれど、肌感覚としてそれがある。
勝手な纏め方だけれども、僕らは何に対しても過剰なまでの完璧さを要求するし、誰もが過剰なまでの完璧さを求めているものだと勘違いしているんじゃないか。過剰なまでの完璧さは例えばサービスと呼ばれるものだったり、時間そのものだったするように思う。何かこう、過剰に頑張るという信仰になっている気がする。かつてのPHSって断末魔の直前にはよく分からない恐らく絶対使わないだろう機能がゴッテゴテに搭載されていていた。法具みたいなもんだ。
どうして電話というコミュニケーションデバイスにコミュニケーションとは関係のないガラクタを要求して実装したんだろうか。
ロジカルに考えられないからなのか?
えんぞうはそうじゃねーと思う。
これは儀式なのだ。
儀式のために多大な時間の浪費を強要した結果としてゴテゴテのPHSがあり、いまの日本があるように思われて仕方がない。
そういう宗教がどうしても嫌なら出て行くしかない。
難民みたいなもんなんだと思う。

日本を降りる若者たち (講談社現代新書)
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4 個人的には逃避大賛成
4 日本脱出
4 肩の力が、す~っと抜ける。ほどの仕事を日本でしてたの?
3 ひとつの生き方
4 若者だけではない。

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4 著者も戸惑いながらの世界一周
4 違った世界
4 航空機での海外への移動の拡がり
4 LCCの旅は辛いか。
5 かくも安い異国への旅

こんなエントリもどうぞ。

  1. 勝間本が良かったね。
  2. 十倍早くはならないけどなぁ。
  3. 動物化しる。
  4. ネクストソサエティ。
  5. 幸福の方程式をよんだょ。
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