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スタア誕生凄え。

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MXがやってた昭和ドラマ復刻企画が凄かった。
堀ちえみならスチュワーデス物語だろうが、と思ってたのだが「スタア誕生」を敢えてセレクトしており、今にして思えば絶妙。

TOKYO MX * 「ドラマメモリーズ「スタア誕生」」
1985年4月~11月迄の放映という事なので、えんぞう小学1年生の頃の東京が舞台である。
見ててもおかしくない年齢だと思うんだけど流石に見てなかったな。

で、現代に於いて35歳の目で見ても、このドラマは「面白い」。
なんぴとたりとも機会があれば是非見たほうがよい。

以下ネタバレを含む。

物語は 幸薄く病弱で清廉な少女のサクセスストーリー だが、
予め主人公が死ぬ事を劇中登場人物も視聴者も全員知っていて、且つ、結末で死ぬという悲劇の物語でもある。
正直これだけでも受けるし、何度でも使える型である。

しかし、
このドラマの特異点は「スポ根・恋愛・サスペンス」を同時に展開した点である。
結果として余りにも詰め込み過ぎて随所で破綻を来しているにも拘らず、最終的には誰もが納得行く形で全ての要素が解決し収斂するという見事な仕上がりを見せるのだ。この点は脚本家が天才過ぎるのだと思われる。
その豪腕ぷりは、視聴者誰もが最終回で主人公が死ぬことを知っているので(笑)、局宛に「主人公を殺さないで」との依頼が殺到し、急遽放送回数を2回増やしたことからも伺える。

総評は、
商業作品の要件を満たしながら芸術作品(芝居)としての完成度も非常に高い稀有な作品、
である。

評価ポイントは3つである。

・物語に本質的な魅力があれば荒削でも面白い。
∟はっきり言って突っ込みどころ満載だし何度も破綻してはその衝撃でバウンドして帰ってくるくらい荒業満載であるが、物語自体が物凄く練られており非常に面白いので総じて大いに面白かったし、最終話で泣けるくらいである。

・昭和のテレビドラマとは思えないハリウッド映画並の怒涛の山場展開
∟ハリウッド映画は観客を飽きさせない為に数分置きに山場を設けているとからしいが(ソースはない)、まさにそれである。CMの続きがはよ見たい、ああ、来週も楽しみだな、と思わせる構成力が物凄い(そのためにいろいろぶっ壊れてて更に凄い)。

・堀ちえみ
∟そしてこのドラマは堀ちえみが凄いのである。堀ちえみ以外の役者はみんな巧い。めちゃくちゃ巧い。しかし堀ちえみは何をやらせても松本千明であり、どうしようもない大根役者である。だがここに制作サイドの狙いがある。このドラマは主人公に共感してもらい、応援してもらってなんぼである。だからこそ、絶望的境遇に置かれ続ける主人公に絶望的な俳優である堀ちえみをアサインしたのである。そんな堀ちえみは恐らく本人も主人公ほどでは無いにせよ、素直で一生懸命な女性だったのだろうと思われる・・・その努力が見えてしまうくらいにダメ役者なのである。

久々にドラマで心を揺さぶられたとさ。

(ちえみ 堀ちえみ アーユー 堀ちえみ)

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